ローゼンメイデン #12(終)「真紅」

翠ドリームとレンピカ。呼べば応える主従の証。えらく簡単に取り戻せたが、真紅Xジュンの愛の語らいのための時間稼ぎのためには必要だったか。
水銀燈の一撃を受けた翠星石が「ジュン...」とひと言。素直じゃないねーw


弱々しくも強がっている真紅に激しく萌えていたんだが、強がってもいられなくなってしまい、こちらも萌えている所ではない。


「お父様が下さった、大切な一部を亡くしてしまった...」 中国でやってる整形美女コンテスト出場者どもに言ってやってくれ。


「たとえ足りないものがあったとしても、それは僕が埋めてみせる」
愛の告白キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!


「魔法の指」の力(マエストロ?)によって蘇る真紅。
「あなたがいれば負けないわ」


真紅vs水銀燈最後の戦い。
「真紅ーっ!」 おまえはポルンか?「光のパワーを受け取るポポーっ!」


ミーディアムも無く、ただお父様を想う心で動きつづけてきた水銀燈ミーディアムの力とお父様を想う心は、かなり拮抗しているということなのか。


まるでマモー(ルパン対複製人間)のように青い炎に包まれる水銀燈。ホント、哀れな水銀燈。何故、「お父様」はどこかに行ってしまったんでしょう?あそこまで出来ていたなら完成させてあげればよかったのに...
水銀燈が、狂気に走らず、ジュンと出会うことが出来ていたなら、ジュンによって完成していたかもしれないね。水銀燈では、ジュンに立ち直らせるきっかけは与えられなかったかもしれないが。


のりちゃん。そう、ジュン君はもう自分の力で大きな木に育つきっかけを手に入れたのだ。
またしても、「ここから先は若い者同士ということで...」といった感じの翠蒼姉妹。


ギャーーーっ!!髪を下ろした真紅萌えー!!!
完全に恋人同士のようだ。穏やかな語らいのひととき。


「レディが髪を触らせるのは、心を許した相手だけよ」


聞きましたか?クロノ君。そうなのだ、私がクロノXエイミィの髪梳かしシーンに激しく反応してしまったのはそういうことなのだ。真紅さま、詳しい解説をありがとう。
女性の髪を梳かすというのは、ある意味キスなんかよりも関係性としては上位にある行為だといえるのだ!!それをクロノ君は、自然に(いつもやっているように)エイミィの髪を梳かしている。エイミィも、それをあたりまえのこととして受け入れている。そこに二人の濃密な関係を感じたのだ。
参照:魔法少女リリカルなのは」感想→ #11 #12


「私は真紅。誇り高いローゼンメイデンの第5ドール。そして、幸せな、あなたのお人形。」
そうなんです。「さようなら」なんて一言も言っていないんです!


「真紅、きみが帰ったら部屋ががらんとしちゃったよ。」(言ってないけどw)といった感じのジュン。どうしても連想しちゃうね。偉大さの証というか、精神の底に刻み込まれたトラウマというか...まあ、今回はUSO800は必要なかったけど。


「真紅ちゃんと、雛ちゃんを呼んで」 良かった、記憶無くしじゃないんだ。
「出かけた。ずっと、遠くに」「そう...」 これで理解りあえる。素晴らしいじゃないか。


ジュンが「お姉ちゃん」と、いつ呼ぶかいつ呼ぶかと待っていたのに...orz


散歩に出かける前に着替えるジュン。そうだ、それで良い。そういうことに気を使い出すことから回りだすのだ。
柏葉巴。世界と繋がっている証だ。


散歩から帰ってくると、いつもの風景。全員集合、人形達の溜まり場の日々。


賛否が分かれるのかなぁ、この終り方。モラトリアムだという人もいるかもしれない。
でも、人生なんて「はずみ車」のようなもの。悪い方向へ回っていても、きっかけを与えてやれば、良い方向へ回り始める。始めはゆっくりとした回り方でも、その方向へ回りつづけていれば、だんだん加速し始める。
大事なのは、良い方向を知ること。そして、回転方向を変えるきっかけ。
ジュンは、良い方向に回り始めた。まだまだ、ゆっくりと。でも、次第にそれは加速していく。そして、ジュンの心の木も、大きく育っていくのだろう。


私的には、すっきりとした終わり方だと思います。2クールでは長すぎるかもしれないけど、出来ればあと3話位は欲しかったかな。ちょっとだけ駆け足なところがあったので。作画面でも、厳しい時期もあったけど、それを差し引いても良い作品だったと思いますね。
ジュンは将来「お父様」になるんじゃないかな。できれば、水銀燈をちゃんと作ってあげてね。