iPodなの その02

スキップとスマートプレイリスト

iPodiPod(5G)のファームアップ及びiTunes7で新たに導入されたスキップ概念によって、どのようにスマートプレイリスト(以下、スマプレ)が進化するのか。


前提として、私のレート付け基準を一言で表すなら、「再生頻度」。
レートが高いほど、短いサイクルでリストに復帰するように設定している。したがって、「トップ25」などは必然的にレート5の曲で占められることになる。


私がメインで使用しているスマプレ「~01 Favorite Songs」を構成している複数のスマプレの内の一つ「レート4」を例に挙げると、以前の条件は、

マイレートが		★★★★	である
最後に再生した日が	3週間	以内ではない

上限250項目	ランダム

これだと、条件に該当する曲が250曲を越えている場合には、リスト内の曲を再生した場合にしか入れ替わりが発生しない。
以前のiPodiTunesの仕様では、曲の最終点を通過しなければ再生としてカウントされなかった。現在は変更されたのだが、それは後述する。


そして、iPodの場合、一つのプレイリストをシャッフル再生している間は、同じ曲が再びかかることはないが、一旦別のプレイリストを再生した後に戻ってくると、「さっきスキップしたよ!」ということになる。
もちろん、手動でレートを変更したり、iTunes上でリスト内をクリアすれば、再度ランダム選択してくれるが。


仕方がないので、以下の条件を付加していた。

最後に再生した日が	15週間	以内

こうすると、スキップしまくったにもかかわらず、いつまでも居座っている曲を排除することが一応可能にはなる。
ただ、今度は未再生曲がリストから外れてしまうので、別途未再生曲用のリストを作成する必要があるが。


そこで、登場するのが「最後にスキップした日」という条件。
現在のスマプレ「レート4」の条件は、

マイレートが		★★★★	である
最後に再生した日が	3週間	以内ではない
最後にスキップした日が	2週間	以内ではない

上限250項目	ランダム

こうすると、「プレイリストを選び直す」度に、再生した曲・スキップした曲が抜け、リストが自動で更新される。すなわち、「レート付け」によってコントロールしている「再生頻度」に加えて、「スキップするという対応」によって、「リストに登場する頻度」をコントロールすることが可能になった。
例えば、「レート5」というリストの場合には、

マイレートが		★★★★★	である
最後に再生した日が	1週間	以内ではない
最後にスキップした日が	3日	以内ではない

といった感じ。


それでは、この「スキップするという対応」を曲の評価に採り入れられないか。この点については、次回以降に。

今回変更された再生カウント・スキップカウントのタイミングについて


某巨大掲示板の該当スレからの引用、及び私が実験した結果なので、他にも条件があるかも知れません。
正確かどうかは皆さんそれぞれに検証してください。


「再生カウント」のタイミング

従前の、曲の最終点通過に加えて、

残り時間10秒でスキップしてもカウントされる。 
残り時間11秒でスキップするとカウントされない。 


「スキップカウント」のタイミング

「再生時間カウンタ」の数値が、 
0:01 より大きく
0:20 より小さい
とき、次の曲へスキップするとカウントされる。 

再生位置表示のバーを操作していても、 01〜20秒の位置に戻して次曲へスキップするとカウントされる。 
おそらく、0:01や0:20秒ではカウントされないと思われる。

すなわち、

・曲が終わるのが待ちきれなくてスキップするのはカウントされない 。(但し、残り時間10秒以内なら、再生回数としてカウントされる)
・本当に「聴きたくなくて」スキップした曲はカウントされる 。(そのタイミングはイントロの部分、つまり再生開始からの経過時間が0:01〜0:20のときのみ) 
・曲自体のサイズ、つまり総再生時間が20秒に満たないものは、どのタイミングで次曲へスキップしてもカウントされない 。


長くなっちゃった。もっとセーブしないと続かないってのに。

多分、続く。