かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 #11「やす菜の瞳から消えたもの」

見たくないもの、見・な・い♪」(ダッシュ勝平)


クリオネっぽいフィギュア(?)を片手で、しかも利き腕じゃないはずの左手で握り潰すやす菜さん怖いよぉ・・・。


やっぱり自己暗示なんじゃないの?
やす菜の「病気」が詳しく描かれた回の感想(⇒#05「やす菜の目に映るもの」)にも書いたけど、「男の子だから見えない」という事ではなかったようだね。
少なくとも本人の認識としては「お父さん=男性だから」と思ってきたから、女性が見えなくなることもなく、その仮説(?)は崩されずにここまで生活してきた。
それと同時に、「嫌なもの、嫌いなもの(人も含む)が見えなくなってしまうんじゃないか?」という暗示も意識の下にあって、だから無意識に他人のことを(それが女性であっても)好きにも嫌いにもならないように行動し、その結果が「初めての友達(とまり)」。


それが今回、とまりとはずむが消えたことで、「見たくないものを見ない」だったということにやす菜は気付いたのだろうか。いや、被害者意識の強いやす菜のことだから「私のことを嫌っている人が見えない」ぐらいに解釈している可能性も・・・w。
さらに全ての人間が見えなくなっていくんだけど、それって「世界の全てが私のことを拒絶している!」って事になってしまうなぁ。


「症状が悪化してます」って、心因的な事ならそれこそ「いたずらカウンセリング」の出番だろ*1
それとも、もう手を尽くしていて、後は「様子を見る」とか、「環境を変えてみる(おばあちゃんの家に移る?)」ぐらいしかないということなのか?
でも、今まで男性だけが見えなかったのが、人間全てが見えなくなるといった症状の急変時だからこそ、原因の究明がし易いと思うのは私が素人だからか?


「あんた(はずむ)が全ての元凶だ! あんたが中途半端なせいで私も来栖さんも不幸になる!」と、視聴者全てを代弁して叫んでくれたやす菜様にブラボー。


それにしてもはずむヒドス(怒)。「とまりちゃんのことなんて考えられないよ!!」
あ、あ、謝れっ!! とまりさんに(ry。


でもなぁ、これってやっぱりやす菜もとまりも「男としてのはずむ」を期待してるんだよな。一般的に言われるところの「男らしい態度」としては、はずむは落第も良いところ。
それに対して、はずむのメンタリティは元々女の子的*2な上に、はずむ自身は自覚していないだろうが、それを逃げ道にしているようにも見える。「もう男の子じゃないし・・・」。


あゆきの問い詰め。これはもう、自ら「傷つきたくない症候群」の罹患者であるあゆき以外に適任者はいないね。「いきなり間引き」という登場からして芝居がかっていたけど、そうでもしないと自身に跳ね返ってくる自分の言葉に怯んでしまいそうだったからかな?


宇宙仁が長々とご高説を垂れていたが、興味のない対象の区別がつかないのは普通じゃないのか? 最近の若いタレント*3の区別なんてつかねぇよ!(三次元に限るw) 別にタレントに限らず、知り合いやかつてのクラスメイトでも、興味のない人の顔と名前をなかなか覚えなかったり、すぐに忘れたりするのなんて普通でしょ*4。だからって、みんな同じ顔に見えたり*5、存在として認識しづらくなったりは・・・してないと思う。
そんな普通のことと、明らかに異常なやす菜の症状を一緒くたにしてしまうのは乱暴だなぁ・・・と思った。


鹿縞山での対決。どうせならこのまま、はずむなんて抜きにして、やまとなでしこ(偽)だけで解決してしまえば良かったのにw。

*1:カウンセラーがやす菜にいたずらするって事じゃないよw、念のため

*2:あくまでステレオタイプな意味でねw

*3:オッサンぽい言い方w

*4:断言w

*5:若いタレントはみんな同じ顔に見えるときもあるけど・・・