D.C.S.S. 〜ダ・カーポセカンドシーズン〜 #25「ダ・カーポ」

「学園エヴァ*1」を思い出すほどの甘々な展開。
だが、いるはずのキャラクターがたった一人登場しないだけで、見ている側としてはどうしても不穏な感じを受けてしまう。
とうとう、Aパートには登場しなかったと思ったら、CM明けのアイキャッチで「恐怖の大王」登場w。マントを着込んで「魔法使いモード」。
そして挿入歌まで流れて、人を想う幸せを味わうメンバー達(眞子以外)と気分最高のアイシア冷や水を浴びせかけつつ、真打ちさくらの登場。


「誰かを犠牲にしなきゃ成立しない魔法なんて・・・」


さくらもアイシアも魔法使いとしての性なのか、前作のさくらは無意識に、アイシアは積極的に、魔法を使うことによって純一と恋人になろうとした。それじゃぁ、魔法には頼らずに、押して押して押しまくって音夢から純一を奪うのは構わないのでは? その裏で音夢が「悲しい思いをする子」になってしまったとしても、それは魔法のせいではない。
さくらの場合、桜の木の魔法*2によって、「お兄ちゃんと恋人になろうとすると音夢ちゃんを殺してしまう」とのジレンマを抱えてはいたが、桜の木を枯らせた後はハンデ無し、正々堂々(?)音夢から純一を奪うとの選択肢もあったはずだ。
まだまだみんな高校生で、純一と音夢が長く一緒に暮らしてきたと言ってもせいぜい10年ぽっち。これから10年経ったところで、30歳にも満たない。さくらやことりの中の人達なんてそろそろ・・・(げふっげふっ。何でもないw)。何度でもやり直せる、ダ・カーポのように・・・(これは前作と同じ意味で、ゼロからのスタートじゃない)。まぁ、さくらやことり、眞子達のような魅力あふれる美少女が、そこまで純一なんかにこだわることが幸せだとはとても思えないけどw。


「それでも音夢は純一の妹でいられるんだ!」


これはさくらも言ってたよね。「音夢ちゃんはずるいよ! 妹だけじゃなくて恋人も・・・」
「それで十分に幸せなんだから、それで満足しろ」
そんなことは誰かに言われるような筋合いの事じゃない。逆に言えば、「私はこれで幸せなの*3」と本人が納得しようとしているのに対して、「嘘だ!」とはやはりお節介なのであろうな。つまり何が言いたいかとゆーと、さっき書いたような「魔法なんか使わずに、音夢から純一を奪え」的な文章は十分にお節介だということだw。


音夢ちゃんだったから・・・」とさくらは言うが、「音夢ちゃんだけはダメなんだ!」「さくらちゃんだけはイヤ!」とお互い叫びあってからまだ2年。悟りを開くには若すぎると思うんだけど、そこんとこどうなの?


いよいよ最終回。アイシアが改心して魔法を解くのか? でも、さくら同様純一への気持ちが残っていたり、あるいはアイシアの魔法力では未熟すぎて解けないかもしれないなぁ。単に、芳乃のおばあさんの魔力が時間切れでした・・・。なんてオチは無しでよろしくw。

*1:あれは26話だったけど

*2:呪いとも言う

*3:本心から思っているかどうかはともかく