D.C.S.S. 〜ダ・カーポセカンドシーズン〜 #24「誓い」

やっと追いついたーっ!*1


冒頭アイシア悪い笑顔最高。


前回から引き続き、音夢の立場が如何にあいまいで危ういバランスの上に成り立っていたのかが露呈されてしまったね。
純一の気持ちが端から音夢に決まっていたことを別にすれば、音夢は、純一を他のライバルと自ら奪い合って現在の地位(恋人)を得たとは言えない。さくら以外のキャラクター達は、(純一の気持ちを察しつつ)音夢に遠慮して、自ら退いてしまっていた状態*2だったし、唯一直接対決のあったさくらにしたって音夢が寝ている間に身を退いてしまった*3。まさにほっちゃんが理想とする「寝ている間に全てが解決してしまうから楽」な白雪姫だったわけだ(「かしましらじお」より)。
だからこそ、他のメンバーが「純一と音夢は兄妹だから」と遠慮を捨ててしまうだけで、音夢の立場はここまで不安定なものになってしまう。
とまぁ、ここまでなら、純一が音夢に対する強い心で他のメンバーからのアタックをはねつけ、音夢も純一のことを信頼していけるならば、真に「恋人」の立場を勝ち取ることが出来るわけだが、本人達の記憶まで改変されてしまうんじゃなー。結局魔法を解くしか解決方法が無くなるが、その後には「周囲の遠慮によって成り立っている関係」が再び繰り返されてしまうのだろうか・・・ダ・カーポのようにw。


さくらが桜の木の魔法を解除できないのは、前にもさくらによる説明があったとおり、魔法を掛けた本人(アイシア)にしか解除できないと言うことなのだろう。
芳乃のおばあさんが桜の木に掛けた魔法は、血縁者であるさくらによって「解除された」。ということは、その後の桜の木は相当程度の能力を有した魔法使いの「純粋な思い」に反応するような状態のまま放置されていたのかも知れない。
そうだとすれば、今の桜の木は、「アイシアの願い」を叶えていることになる。


いや、芳乃のおばあさんがした事は「願いを叶える魔力(霊力?)を持った桜」を植え、「コマンド入力待ち状態(桜が咲いている状態)」を作り出す、といったように2段階だったとも考えられる。それならば、かつての桜の木が、初音島の人々*4の「純粋な思い」に応えていたが、花を散らすと共にその力を停止した事にも説明がつく。
その場合、さくらの想像以上に実力(努力?)を備えたアイシアによって再び「コマンド入力待ち状態(桜が咲いている状態)」となった桜の木は、アイシアだけに限らず、不特定多数の人々の願いを叶えていることになるが。


ただ、「純一と音夢が恋人である記憶を喪失させ、機会均等を図るべくリセットをかける」といった内容の願いは、アイシアの希望するところだろうから、魔法のメカニズムとしては前者の方が近いのかも知れない。


しかし、一人でいるときであっても、(恐らくは純一のことを想って)頬を赤らめているとは・・・。音夢への遠慮さえなければ、どれだけ純一のことが好きなのか*5って事だよなぁ。


魔力を持つさくらとアイシアは、影響が無いか、比較的少ないのだろうけど、杉並は? まさか杉並が全て解決するような展開は・・・無いかw。

*1:こんな事ばっかり言ってる気が・・・w

*2:それは、音夢不在時、帰還後であっても変わりない

*3:自分のせいで音夢を殺してしまいかねないという「究極の作戦w」によって

*4:非魔法使い

*5:あるいは、桜の季節=発情期?