機動戦士ガンダムSEED DESTINY #34「悪夢」

※撮り溜めを初見で感想を書いているので、現在から見ると見当外れの記載も多いと思われますが、どうぞご容赦をw


フリーダム爆散!
「シン、自分の力で勝ったのではないぞ!キラとの共同作業だということを忘れるな!」(笑)


今回のような戦い方はキラのことを信頼してこそ可能になるからだ。
コックピットは狙わない、メインカメラ・武器を狙う。そして、正確な射撃能力(正確さ故に読みやすいw)。
逆手にとったと言えばそうも言えるが、結局はシンの研究の成果と、最後まで自分の信念を貫いたキラの戦い方が相乗しての勝利なのだ。
大体、キラが一回でもコックピットを狙うような仕草(たとえ威嚇だと分かっていても)を見せていたら、この作戦は瞬時に瓦解していただろう。コックピット丸出しのコアスプレンダーで特攻するような戦い方は、心底キラを信頼していなくては不可能だ。


かなりヤバイ笑い声を上げているシンが、それをどこまで自覚しているかは定かではないが。例によって、そのようなことを冷静に指摘してくれる人物はシンの周囲にはいない。レイは、分かっていても言わないだろう。
これでさらに有頂天になるのか、それとも「燃え尽き症候群」のような状態に陥るのか。ただ、今のシンには、「偉大なるデュランダル将軍様w」の掲げた目標があるので、新たに設定された敵に邁進するのみだろう。


「エンジェル・ダウン(だっけ?)」
ジョシュア・ヤキンを経験している指揮官の言葉によれば、「スーパーエースであるインパルスにフリーダム・アークエンジェルを討たせる」ことが作戦の内容だった模様。
もしかして、シンは「遺伝子的にw」増長すればするほど能力を進化させるタイプなのだろうか?議長の意図はそこにあるのか?


フリーダムのコックピットは腹ではなかったと思うので、キラが命を取り留めるのは全く理解できないと言うほどではないが(苦笑)、問題はあの戦闘域からどのように脱出し、友軍と合流するのかだ。


最高評議会っていったい何なんだ?
独断専行の議長を追認するだけの機関に成り下がった可能性が大だ。
「これしか道はないのです!」
道が一つしかないような事態など現実にはほとんど無いはず。「本当にそうなのか?」との疑問を持つ評議員が一人もいないというのは恐ろしいことではないか。
もしかしたら議長は、ラクス様暗殺未遂事件のようなことを他でもたくさん行っているのかもしれないね。

「ロゴスと繋がりのない国家など無い」オーブを心配するカガリ
確かにそうなんだろう。じゃぁ、プラントはロゴスとは繋がっていないの?
私が「死の商人」なら、ナチュラルにとっての最大の敵であり、戦いを煽りやすい対象であるコーディネイターの存在は「飯の種」であって、可能ならばそちら側にも武器を売りたい。
もし、ロゴスとプラントに繋がりがなかったとしても、プラントで武器を製造し、ザフトに提供している軍需産業は「死の商人」ではないのか?
まだ歴史が浅いから罪がないとでも言うつもりなのだろうか?それとも、「正義の戦い」に協力しているから罪がないとでも?
それこそ独善ではないのか?


アスランはタリア艦長に抗議するが、「既に下った命令」を現場の一士官に過ぎないアスランにどうこうする権限など無い。前にアスランのことを批判した事があるが(⇒機動戦士ガンダムSEED DESTINY #25 「罪の在処」)、アスランの考えているようなことは一軍人でしかない立場では不可能だ。もっとフリーハンドでなければ。そのための力(セイバー)だったはずなのに、使い途を考えあぐねている間に失ってしまった。どうせしばらくしたら新たな剣を手に入れるのだろうから、そのときこそは自ら信じる道のために使って欲しい。


タリア艦長もさすがに議長の真意を測りかねていらだっているようだった。以前から議長に対して「どうせ裏に何か意図があるんでしょう」的な態度を示していたが、今回は命令を半ば無視してまで魔乳艦長と直接対話。元々ある種のシンパシーを感じ合っていただけに、この直接対話(互いに艦長の立場としては初)が、タリア艦長の行動に対してどのような影響を与えてくるのだろうか。


次回はラクス様再登場のようで楽しみ。クライン派(先の大戦後、ザラ派は一掃されたはずで、本来なら現評議会の体制はクライン派の流れを汲む者が主流のはずなのだが・・・)の再決起はあるのか?