「日本を、あきらめちゃいそう・・・orz」

岡田代表が自ら強く主張した日本を、あきらめない。」との民主党の選挙用コピーは、インパクトに欠けるとして評判があまり良くないらしい。
でも、岡田代表のまじめさ・誠実さが表れていると思うのは私だけだろうか。


「分かっている」人たちの中にはとっくの昔にに「あきらめちゃった」、というか「見切りをつけちゃった」人も結構いるんじゃないかな。
仮に日本がおかしくなっちゃっても*1、それは国民が選んだことで、みんなで責任を負うしかない。せめて、どんな日本になっても、そんなこととは関係なく生きていけるように、自分の足下だけでも固めなければ。
そんな中で、「いや、あきらめるのはまだ早い!あきらめてはいけない!」という岡田代表の叫びなのではないかと思うのだ。


踊らされているならそれも良い。でもね、単に踊っただけなら、適度に疲労し寝付きが良くなるだけだが、これは選挙だ。最高決定権者である我々国民による決定だ。
とするなら、これだけの人々が踊らされている(と、私には感じられる)のならば、「もう、いいよ。それならそれで・・・御勝手にどうぞ。( ´_ゝ`)フーン」という心境になってしまいそうだ。
こんな事で決めちゃう人の方が多数なら、所詮その程度の国でしかない。「国民は自分たちのレベル以上の政府を得ることは出来ない」のであるから。統治機構(三権全て・地方政府)の現状は、我々のレベルを映す鏡なのだ。


仮に「地方切り捨て」なのだとしても、その政府を支持する選挙結果が出るのであれば、それは「地方の人々が望んだことじゃないの?」と思ってしまう。
だって、衆議院でさえ一票の格差が2倍を超えている以上、衆議院員議員の多くが地方選出ということでしょう。格差が実に5倍に達している参議院を通過しなければ法案は成立しないということを考えれば、現状で成立する法律は「地方の人々が望んでいるもの」と解さざるを得ない。
余談だけど、「代表無くして課税無し」ならば、参議院基準で考えると、鳥取県民は東京都民の5倍の国税を課されても不公平ではないことになるよね。


いずれにしろ、総選挙の結果どんな構成の政府が誕生しても、それは我々有権者の(特に地方の人々)の選択の結果だ。その後、実行される政策の成果も我々の責任だ。結果が出てから文句言っても遅いからね。よく考えて投票しましょう。


これ以上、「あきらめちゃう」人が増えないために。

*1:もうなってる?