デジタル放送

我が家にはアンテナから送られてくる電波が3種類あります。

1.BS/CS
2.東京タワー方向のU/V混合 「地上アナログ(VHF+MXテレビ)」&「地上デジタル(東京タワー送出分)」
3.鶴見送信所(tvk)方向のUHF 「地上アナログ」&「地上デジタル

BS/CSアンテナはベランダに、東京タワー方向にはマンションが建っているので、そのマンション屋上にある共同アンテナtvk方向は自宅の屋根の上に立っています。
そして、それぞれ別配線で居間に引き込まれています*1


BS/CSに関しては、ブースターを咬ませない限り、完全に独立した配線でそれぞれの受信機器に分配すれば良いのですが、VHF/UHFに関しては、何らかの方法で混合しない限り、tvkが浮いてしまいます。


特に、アナログ受信においては、UHF同士を混ぜるとゴーストが激しく乗ってしまう(らしい)とのことで、従来のアナログ機器用の配線は以下のように、「①VHF+MX、②VHF+tvk」の2系統になるようにしていました。すなわち、同一の受信機器でMXとtvkは受信できないことになりますが、録画機器を使い分けることで対処していました。


まず、東京タワー方向のラインを分配し、その一方は、①VHF+MXとなります。
そして、U/V混合器のVHF側入力にその他方を、UHF側入力には鶴見送信所方向のラインをそれぞれ繋いでやると、②VHF+tvkが出来上がります。
このように混ぜると、東京タワー方向のUHFはほとんどカットされてしまうらしく、②VHF+tvkの系統では、MX・放送大学は全く判別できないほどに電波が弱められます。
この方法で、アナログ受信においては、十分に綺麗に受信できていました。元々、NHK日本テレビまではゴーストが激しかったですが。


ところが、地上デジタル放送を受信するにあたっては、東京タワー方向のUHF(20〜27ch)とtvk方向のUHF(18ch)を混合する必要があります。当面tvkのアニメではいわゆる「超額縁」で放送がされており、デジタル受信を急ぐ必要はありませんが、ちばテレビテレビ埼玉が続々とフルワイド化を果たしたそうで、tvkにも期待しつつデジタル受信環境を整えて待つ必要があります*2
同時に、アナログ受信機器については従前の配線をそのままにしておく必要があります。


そこでまず、アンテナから来ているそれぞれの方向のラインを、直接テレビに繋いでチャンネルスキャンをしてみました。

大受信レベル
ch (タワー方向)   (tvk方向)
18   37        72
20   69        47
21   72        69
22   72        72
23   72        74
24   72        65
25   72        55
26   72        68
27   74        70

注)説明書によれば、44以上が受信の目安
(ずれていたら御免なさい)

角度にして80度ほど違うtvk方向のアンテナで全チャンネルが映ったことには驚きましたが・・・。tvk以外についてはタワー方向ならば受信レベル的には十分そうです。


次に、あまりスマートな方法ではありませんが、手持ちの2分配器を逆に繋いでこれらを単純に混合してみました。

大受信レベル
ch (単純混合)
18   66
20   66
21   72
22   72
23   73
24   72
25   72
26   71
27   73

問題なさそうですね。こんなにあっけなくうまくいくとは思っていませんでした。高価な「特定地域用U/U混合機」を購入しなければならないと思っていたもので(⇒このページのUDM-135とか)。
試しにこれをさらに2分配してみてもほぼ同じくらいで、HDレコを購入しても2〜3分配程度までならブースターは不要のようです。
いよいよアナログ停波の時期となり、家中のテレビにデジタル波を送らなければならなくなったらそのときに考えれば良いでしょう。


あとは、tvkに早期の「超額縁」根絶を期待するだけです。

*1:なにぶん古い家なのでw

*2:いつまで待たされるのかは、さっぱり分かりませんが・・・