魔法少女リリカルなのはA’s #11「聖夜の贈り物」


涙、涙、涙・・・。


フェイトの夢見ていた世界。何より切ないのは、フェイトの場合、この夢が「あり得たかもしれないもう一つの未来」ではないことだ。アイシアの魔法じゃないが、何度リセットを繰り返し、選択肢を選びなおしたところで、彼女が「プレシアやアリシアと共に穏やかな毎日を暮らす安らぎ」を得ることはあり得ない。
「あなたが生きてたら、私は・・・」自分の分身とも言えるアリシアに対して、親近感を持ちつつも、同時にどうしようもない悲しさを呼んでしまう関係。嗚呼!
シグナムとは「違った出会い方をしていたら」、いや「今からでも」最高の友になれるかもしれない。だが、どんなに望んでも、出会うことすら叶わない。
「行ってらっしゃい」、消えていくアリシア。何度見返しても、止まらぬ涙・・・。
そういえば、「夢の世界では私と○○ちゃんは双子(姉妹)で・・・」って、どこかで見た記憶があるんだけど、思い出せないなぁ。フィギュア17はちょっと違うし・・・。


またしても主役がなのはからフェイトになってしまってる気が。なのはは家庭も幸せだし、程があるほどに「よい子」なので、ドラマを作りにくいのかもしれないが、フェイトに対してはともかく、はやてに対してなのはの果たした役割がはっきりとは見えてこない。自己解決に近い上に、「全力全開手加減なしで、ぶっ飛ばす」役目。


だがやはり、主役はなのは、なのはがいなくてはこの物語はあり得ない。「どんなに影が濃くても、光がなければ影は出来ない」(by月影先生)。なのはは「光」なのだ。
アリサとすずかという両極端の女の子が親友になれたのも、固く心を凍らせていたフェイトを救ったのも。さらに、すずかがはやてに話しかける勇気を持てたのも、なのはの影響だと脳内補完済みだしw。
そして、次回にも参戦するであろうはやてや、展開次第では*1心に傷を負ってしまうかもしれないクロノ君も*2なのはの存在の大きさに助けられることだろう(妄想終わりw)。


「なまえ」は前作からのテーマの一つだが、高町夫妻は「なのは」という奇天烈な名前を付けた理由を是非教えて欲しい*3。普通に考えれば「菜の葉」だろうが、「名の葉」も含意しているのかもしれない。


「さっすがユーノくん、わっかり易い!」
だから、分かり易いのは危険だと何度も言って(ry。この場合は良いんだけどw。


気がかりはレイジングハート。なのはは「All right!」を信じ切ってエクセリオンモード中であることを忘れちゃってやしないだろうね。


★関連カテゴリー(旧記事まとめ読み)⇒魔法少女リリカルなのは

*1:既に?

*2:本当はエイミィに癒して欲しいがw

*3:文章中にこの名前を入れると埋もれちゃって読みにくいんですがw。いちいち括弧に挟むのも変だし。