絶対少年 #18「十七歳の出会いと絶望」

「何かガツンとした物証が欲しい」
ブンちゃんは「ガツン!」となって、物証になってしまった。


「運命」に翻弄され続けた希紗があまりに可愛そう。今回ほど希紗の表情が豊かだった回はないだろう。
何度も何度も感情を上下させられる希紗。


ブンちゃんが誕生日を覚えててくれた。(↑)
歩(変な人w)に遭った。(恐らく↓)
成基が誕生日を覚えていてくれていないのじゃないか。(泣くほど↓)
成基が誕生日祝いをくれた。(激しく↑)
ブンちゃんに「お友達」がいた。(さらに↑)
そして・・・orz


あまりに悲痛な叫び声は、見ているこちらの手も震えるほど。


事象を客観的に見れば、暖色系(どっしる・しっしん)が寒色系(ブンちゃん)を「攻撃」したように見える。
ただ、マテリアルフェアリーの世界の出来事をこちらの基準で判断しても良いのかは留保せざるを得ない。ちょっと駿チックだが、「浄化」といった可能性も考えられるし。
元々、暖色系は自然の中から、寒色系は人工物(産廃や横浜の繁華街のイメージ)の中から生じているというような印象を与えられている(これは作劇意図なのかも知れないが)。かみちゅの「付喪神」のような類なのだろうか。


マテリアルフェアリーに寒色暖色の区別があること。それらが田菜・横浜での受け止められているイメージの違い。
これらの情報を知っているのは(横浜では)須河原とまっきーだけ。歩は、希紗のマテリアルフェアリーも当然のように「どっしる・しっしん」と同じ仲間だと思っていたのだろう。
果たしてこの後、あの5人にまともな話し合いやその結果としての情報の共有が可能なのだろうか。