機動戦士ガンダムSEED DESTINY #43「反撃の声」

※撮り溜めを初見で感想を書いているので、現在から見ると見当外れの記載も多いと思われますが、どうぞご容赦をw


迂闊だぞ、デュランダル


「別の交渉ルート=偽ラクスによるオーブ非難演説」が用意されていたのなら、カガリの演説開始前に電波ジャックすべきだった。少なくともカガリ演説の開始当初は、正規の放送経路で送信されていたはずだから、映像切り替え時の不自然さは否めない。仮に順序が逆なら、カガリ側に電波ジャックのレッテルを貼ることが可能だったはずだ。


何でも知っていて、全てシナリオ通りに事が運んでいるように見えた議長が、ラクス様の居所を知らなかったことの方が衝撃だ*1。タリア艦長から「シャトルに乗っていると推測される」との報告は受けていても、「シャトルに乗っていたことが確認できなかった」以上は、ジブリール氏がいまだオーブに匿われていることを主張することは可能だった。「ラクス・クラインによるオーブ非難演説」によって、再び民衆の支持を取り付けた上で、「ロゴス=邪悪=オーブ」の図式から、地球上に残された最後の脅威であるオーブを討つ手はずだったのだろう。逆に言えば、ルナマリアのインパルスがシャトルを撃墜できなかった(相変わらず射撃の腕が・・・)ことが、議長からしてみればプラスに作用するはずだったのではないか。ジブリール氏の月基地入りがプラント国民にとっては多少の悲劇を呼ぶことになったとしても。


たった一つのミスから、みすみすチャンスを逃す例は枚挙に暇がないが、議長にとってこのミスが命取りになってしまうのだろうか。


一方、シンにとっては、これが最後の更正の機会だったという位置づけかな?やはり、「亡霊(アスラン)」の言葉よりも、今まで着々と積み上げられてきたマインドコントロールの力の方が上だったか。「更正の余地なし」との判断がなされてしまうのだろうか?
既にシンにとっては「過去の英雄」でしかなく、ほとんど雑魚扱いだったアスランもついに種割れ。さすがの巧さを見せるが、アスランには常にハンディが負わされているので(今回は負傷中+説得試行)、またしても実力でねじ伏せるには至らず。


まるで亀仙人のようなレジェンドを見て、クルーゼを想起するキラ。
レイはレイで、やっぱりクルーゼの敵との認識なのだろうか。それともギルの邪魔をする「最高のコーディネイター」憎しなのだろうか。このあたりの述懐を期待したい。

アスランに、大丈夫って聞いちゃダメだよ。」とは、キラもそのくらいアスランのことを理解しているのなら、もっとうまく味方に引き込む方法があったろうに。
不思議そうなメイリン。そりゃそうか。敵だったはずのフリーダムのパイロットが、アスランさんと仲良くしている上にラクス・クライン(真偽は別としても)まで横にいては。


さて、今回はラブラブに陥った*2魔乳艦長とネオ(フラガ?w)だが、デジャビュを繰り返す(アークエンジェル乗艦以来結構な回数だよね)ことで自分の記憶・存在に疑問を持たせる表現はわりと好印象だ。


カガリの演説は正直どうでも良かったが(酷いw)、次回はラクス様の演説が聞けるかもしれない。

*1:エターナルに乗艦しているはずのラクス様が、まさかモビルスーツ(ジャスティス)に乗って大気圏突入するなんて想像するのは確かに困難ではあるがw

*2:だからまた氏んじゃうからやめれw