機動戦士ガンダムSEED DESTINY #23「戦火の蔭」

ハイネ戦死の意味は*1
彼は所詮早期退場を運命付けられていたので、今回のような結末は予想の範囲内(今回の戦いぶり、死に様についてはちょっとしたギャグとして受け止めるしかないが)。


おそらく、ハイネの死はすぐに忘却の彼方とされてしまうのだろうが、せめて彼の登場時間分の元は取ってもらいたい。
彼はアスランにだけは残したものがあるのではないか(シンとは接触すらろくに持たずに逝ってしまった。やっぱりアスランが主人公なのか)。


まず、アスランには、フランクだったハイネのような対人関係の構築法を是非見習って欲しい。
来週以降、ハイネのやり方を思い浮かべたアスランが、「バッチリいこうZE!」とか言ってくれたら嬉しいのだが(呆け顔のルナマリア・シンの反応付きで。レイは微笑で敬礼ぐらいしてくれるかな)。


もう一つは、軍人であることの意味。あのキラキラ作画で強調したかったのは、アスランXハイネの種蒔きだけではあるまい*2。あの甲板での語らいのシーンは、回想シーンとして使い回すのだろうか。
軍人である以上、戦いたい相手などいなくても、割り切って戦うしかない。前作中盤から、アスランに突きつけられ続けている課題。
それがいやなら、軍人であることをやめるか、政治家にでもなるしかない。やっぱりクワトロ大尉だな。カイやハヤトに言われていたっけ。「地球連邦の首相を目指せ」


ただ、「ロボットアニメの主人公(仮)が、戦う意味を探しあぐねて政治家を目指す」なんて超展開は、どう考えてもあり得ない話なのだろうがw
まあ、以前から書いてきたように、この作品での政治体制(特にオーブ・プラント)は分からないことだらけなのだが、それはまた別の機会にでも。

*1:予告ナレーション風w

*2:そうであって欲しい